今回はそのままの自分にOKと言えるようにするにはどうしたらいいのか、というお話をしていきます。
最初にお伝えしておきますが、そのままの自分を認めるときに必要となるのは、
- たくさんの知識
- 高度なスキル
ではありません。
これまでいろんなことを学んできても効果を実感できなかった、という人にとって、なんとなくお分かりいただけるのではないでしょうか?
もちろんそのままの自分にOKと言えるようになるために、ある程度知識も必要となります。
ですが今回お伝えする内容で一番肝となる部分は、頭で理解すること・知識を得ることに答えはありません。
正直この方法は、目に見えて理解できるテクニックやノウハウよりも魅力を感じにくいです。
ですがもし魅力を感じにくかったら、なおさらやって欲しいなと思います。
なぜならテクニックやノウハウに魅力を感じるということは、あなたは今まで自分の頭で考えて、その考えに自分を従わせる生き方をしてきたはずだからです。
楽に生きる生き方というのは、頭で考え過ぎるあなたを卒業することを意味します。
もちろん頭(思考)で考えることも大切です。
ですが今あなたが「何か違う」と思うのであれば、心も納得して生きられる生き方を目指していくのが近道です。
なぜならそのままの自分にOKを言える段階に、今あなたが来ているからです。
そういう生き方が出来ると、人生が格段に楽になっていきます。
なので今回は、そうなれるよう、そのままの自分にOKを言えるようになる方法をお伝えしていきます。
そのままの自分にOKと言えるようになる方法
やり方ですが、自分が日々思っている中でマイナスだと思う感情にまずは気づいてみてください。
怒っていたら怒っている自分がいるなぁと気づく、
悲しんでいたら悲しんでいる自分がいるなぁと気づく、
まずはこんなことを繰り返していきます。
これをやっていくことで、まずはその感情を持っている自分を客観的に見れるようになります。
そしてそれに気づくことに慣れてきたら、それを考えないようにしたり、感じないようにするのではなく、まずは
「そういう風に感じててもいいか」
とそう感じてしまう自分を許してあげてください。
もしこの時
「そんな許せない!」
と思うのであれば、
「それを許せない自分でもいいか。だって許せないんだもの」
と自分をさらに許してあげます。
そしてこれをやってその気持ちが落ち着いてきたら、今度はその「そんな許せない!」という言葉を脇に置いて、ただそのままに思っていることを認識してください。
これは何をやっているかというと、もしあなたが
・今怒っているな
ということに気付いたとしたら、その怒りを鎮めるのではなく、こんな自分はだめだと思っている考えで頭にいっぱいにするのではなく、
その嫌だと思っている気持ち、今あなたが思っていることをそのままに認識してあげてあげて欲しいんです。
具体例
具体的な例を出して説明してみます。
例えばもしあなたが誰かに嫌味を言われたとしてそれに腹が立っていたとしたら、腹が立っている自分に気づきます。
そして
「あいつが悪いんだ」とか「なんでそんなこと言われなきゃいけないんだ」という思考が湧いてきたら、第二段階として、
「あいつが悪いと思っている自分でもまあいいか。」
と思ってみるんです。
そしてそれに慣れてきたら、第三段階としてその思った言葉を脇に置いて、その気持ちをただ感じてみます。
ただ今思っている気持ちをただそのままに認識してみるんです。
まとめると、
①感情に気づく
②その感情を感じてもいいかと思ってみる
③②で思った言葉を脇に置いて認識する、感じてみる。
これをして欲しいんですね。
この時勘違いしやすいのですが、
「よし、腹が立っている自分でもいいじゃないか。そんな自分も認めよう」
と無理に肯定する必要はありません。
同時に感情的にそんな腹が立っている自分を好きになろう、としなくてもいいです。
無理に肯定しなくても好きにならなくても、今の自分が感じていることをそのままに認識すること、それがそのままの自分にOKを言っている状態です。
そのままに認識すること=受け入れること
こうやって今あなたが感じていることを認識することで、自分の中でその気持ちを受容しようとしています。
受容するというのは無条件の愛です。
「これができるから私はOK」という条件付きの愛ではありません。
負の感情を持ってしまう自分があってもOKという無条件の愛です。
ちなみに自己肯定感を上げると思うと、何かすることでOKという条件付きの愛になリマスが、無条件の愛は、あなたをなんの条件もなしに、ただ今あなたが感じていることを受け入れることになります。
「愛」というと気恥ずかしいかもしれませんが、無条件の愛はものすごい力を秘めています。
なぜなら人は受容できると、マイナスだと思っていた自分が拡大し、エネルギーの循環がよくなるからです。
自分を超えたエネルギーの流れに乗る、とも言います。
エネルギーの循環が良くなるとどういうことが起こるかというと、
- 結果的に物事がうまく進む
- 自分らしい生き方ができる
- 必要な時に必要な情報が舞い込んでくる
自分の領域を超えた力が働きます。
ですが逆に自分が受け入れられない感情を、なんとかしようとすればするほどエネルギーが縮小します。
するとどんどん苦しくなって、具合を悪くしたり、最終的には病気にまでなってしまう人もいます。
自分の中で縮こまっていくイメージです。
なので、まずは自分が嫌だと思う気持ちを抱いたら、先ほどお伝えしたやり方でその気持ちをそのままに認識してみてください。
慣れてきたら自分の気持ちだけでなく、自分の欠点だと思うことに対しても
『内向的な自分はもう嫌なんだよな、、でもまぁいいのかもなぁ。』
とやってみるのです。そして気持ちが落ち着いてきたら言葉を外してそうやって感じてしまっている自分を体で感じてみます。
そうやって日々自分の気持ちを見ていくと、どんどん自分の中に不思議と安心感が生まれてきます。
人は無意識に自分の気持ちを抑圧しているので、そういった気持ちを見ていくと、どんどん楽になっていくんです。
逆に、
「感じてはいけない。」
「そうではいけない。」
そう思おうとするとしんどくなるし、イライラします。
なのでまずは自分の感情を自分のものとしてしっかり扱ってあげてください。
するとあなたの意識がさらに拡張していきます。
そして自分を本当の意味で肯定することができるので、何かあった時も自分はこれでいいんだと思えてくるようになります。
気持ちを認めてしまっても大丈夫
ただここで否定的な気持ちに気づき、思っていることをそのままに認識してしまったら、
- それが外(行動)に現れてしまう
- 人に迷惑をかけてしまう
- できない自分のままだ
と心配になってしまう人がいますが、それは違います。
むしろ気持ちに蓋をすればするほど、自分の欠点やどす黒いと思う気持ちが拡大してどうしようもなくなります。
やたらと怒りっぽい人はその典型的な例です。
自分の中で感情を受け止めきれないので、溢れてしまって行動に現れてしまい、怒ってしまうのです。
なのでまずは今のあなたの気持ちに気づき、今の自分が感じていることをそのままに認識してあげてください。
これが遠回りのようで、実は超近道。かなり効果があります。
私はこれをすることで、
- 無理をしなくなった
- 日々の生活が楽になった
- できない自分でもいいと思えるようになった
- 初めて感謝の念が芽生えた
と内面の変化が起きました。
ですが、これ超シンプルすぎるが故に結構難しい。
私も最初はなかなかできませんでした。
だって認めてしまったらその自分がそのまま居続けるような気がして怖かったからです。
また思考で考え続けている自分には、生産性のないことだと思ったからです。
でも
「こんなので変わるのかなぁ」
「怖いなぁ」
「意味あるのかなぁ」
と思いながらもちょっとずつ地道にやっていったら生きるのが楽になり、
「ああ、できない自分もいるけどこれでよかったんだなぁ」
と思えるようになったんです。
そうしたら自分が欠点だと思う部分も気にならなくなりました。
だから今の私は日々の生活がめっちゃ楽になり、今とても自分らしく生きている感じがします。
日々の生活がめっちゃ楽になると新しく何かしようと思える気が起きてきます。
そしてこの時ようやく人は動き出すことができます。
↑ここで動き出すっていうのが本当に大事です!
無理なく動ける感覚があります。
なのでもしあなたが思う欠点や否定的だと思える気持ちがあるなら、まずはそのどうにかしたいと思っている自分に気づいてください。
これはかなり地味ですが、日々の生活で地道にやっていくと人生がめちゃくちゃ楽になります。
今回は以上です。
また明日の配信をお楽しみに。