ここまでそのままの自分を認識することが大切、というお話をしてきましたが、今回はそのアンテナを育む方法をお伝えしていきます。
ズバリ感性を育む、です。
感性と聞くと、絵を描いたり、芸術的なことかな?と思われがちなのですが、そうではありません。
というか私は絵が超ド下手なので、それをする必要があったらもうめげてます笑。
絵が描けなくても、芸術センスがなくてもできるお話しです。
感性を育んでいくと、そのままの自分を認識できる力をつけるだけでなく、楽に生きられる自分に近づいていくことができます。
■感性を育むって?
感性を育むと不思議なことが起こってくる
感性を育むと感じる力がつくようになるだけでなく、普段は必要ないと思われがちな部分を認めてあげることできるので自分の中にエネルギーが湧いてきます。
エネルギーが湧くと、やってみたいと思うことを自然と無理なくやれる自分になっていけるんです。
そして感性を育んでいくと徐々に
<不思議と次何をしたらいいかがわかる>
というよく分からない現象が起こるようになります。
感性を磨くと目に見えない力が磨かれる、つまり直感力が磨かれるので、確証はなくてもこれがいいって分かるようになるんです。
感性は直感力のベースになってくれます。
だから感性を育むと行動力もついてきて楽に、自分らしく生きられるようになるのです。
自分で簡単にできる感性を育む方法
そして具体的に感性を育む方法ですが、これはほんとシンプルです。
日頃自分が感じている
- なんだかいいなと思うこと
- やってみたいなと思うこと
そういったことを大切にしていくことです。
例えば天気が良くて気持ちいいなと思ったら2〜3分だけでもいいからぽかぽか日向ぼっこをしてみる。
その場を感じてみる。
歩いていたら紅葉が綺麗だったからほんの少し足を止めて眺めてみる。
その場を感じてみる。
こんなことでいいんです。
実際に少しでもいいからそういったことに時間をとってあげてください。
もしどうしても時間がなければ、
「私これがいいと思っているんだな」
と気づくだけでもいいです。
まずはそういうセンサーを育んであげてください。
というのも何かを通して自分で感じる、というのはとても大切なことなんです。
感じるというのはある種、世界と同化することなんですよね。
よくスピリチュアルでは
「全てはひとつに繋がっている」
と言われますがほんとその通りで、実は普段の私たちの活動は、ひとつに還ることをいつもやっています。
対象を感じることによってそれと同一化する、分離していたものが一緒になる。
感じるだけでなく、何か調べることによって情報を得ることもそうですね。
わかり合おうとすること、人の役に立とうとすること、遊ぶこと、学ぶこと。
こういった全ての活動はひとつに繋がっていることを思い出そうとする行為です。
そして感じるというのはそのはじまり、原点です。
だからこのどうってことないちょっとした感じる時間がとっても大切なのです。
「他にも何かいい方法があるんじゃないの?」
って思うかもしれませんが、いいなと思うことに意識を向けて、実際それに時間をとってあげること以上に大切なことはありません。
私自身この感性の大切さに気づくまでは、こういった時間は無駄な時間だと思っていました。
きっと特別な人には何か秘密があるに違いないと思っていたのですが、本当にこれが大切だったんだなと日々感じています笑。
なのでまずは自分が良いなと思うちょっとしたことへの優先度を上げてみてください。
そうすることでどんどん感性は育まれて行きます。
いいなと思うことがないという人は
人によっては
- いいなと思うことなんてない
- 何をしたらいいかわからない
- 日頃の生活で精一杯
というところまで来てしまっている人もいるかもしれません。
そういった方はあまりに自分に余裕がない、もしくはブロックがありすぎて感じるセンサーに蓋をしてしまっている可能性があります。
なぜならそうしなければ生きていけなかったからです。
そういった方は、自分が落ち着く空間で10分ぼーっとしてみてください。
家でも良し、落ち着いたカフェでも良し、公園でもいいです。
これはその空間に自分を同一化して場のエネルギーを得るいい方法です。
人は好きな空間にいるとその場に同化できるので、エネルギーをチャージできるんです。
おすすめは緑が多いところ。
もしくは落ち着いた静かな場所。
ただぼーっとするだけでかなりの効果があります。
この時何か思考が浮かんだら空想でいいので、架空のタンスを用意してその中に思い浮かんだ思考をどんどん仕舞い込んでしまってください。
スマホもいじらずただぼうっとするだけです。
すると徐々にいつも抑え込まれていた自分の感性が花開いていきます。
豊かな感性は元々あなたの中にあります。
ですがいつも思考が優位になってしまっているので、なかなか出てこれないだけなんです。
こうやって感性を優先にする生活をしていると少しずつ開いて行きます。
すると不思議といいアイディアが湧いてきてやりたいから勝手に体が動いている、そんな自分になっていけます。
やりたいことをやる勇気を持つ
感性を育む際には、やりたいことをやるという勇気を持つことも大切です。
欲があることは健全な証拠。
だから何か欲しいものがあるなら、買ってみる、手に入れてみる。
ただそうは言っても欲を持ってしまったら
- 自己中だと思われてしまう
- 人に迷惑をかけてしまう
なんて思う人もいるかもしれません。私もそう思ってしまうことがあります。
ですが、人の迷惑をかけて好き勝手やるのと自分の欲を持つというのは全く違うものです。
だから自分がやりたいことが自己中だと思う必要はありません。
あなたのやりたいことが人の役に立ったり、世の中を良くしていくことにちゃんと繋がっています。
目の前のやりたいことが、一見そうは見えなくてもそういう道に繋がっています。
なので諦めて自分のやりたいことをやってください。
やりたいことができないならその気持ちがあることを見てあげるだけでいいです。
これがいいな、こうしたらいいのにな、と思うその気持ちがあなたがあなたらしく生きる指針になってくれるし、周りの人も幸せにすることができるんです。
今回は以上です。
また明日の配信をお楽しみに。