3日目:あなたの言葉を原動力に変える!自分のペースで一歩踏み出す自己対話術

    さて前回どうしてあなたは一歩踏み出せないのか、という原因が

    ① 過去の嫌なイメージがある
    ② 未来へのイメージが漠然としていて確信がない
    ③ ①②どちらも当てはまる

    というお話をしました。

     

    今回はその原因を踏まえた上で、それに対処していく方法をお伝えしていきます。

    これは私が考えられる手段の中で、一番簡単なのに、最も効果のある方法です。

    これができるようになると、自分の最も意識の高い状態を引き出すことができます

    今回はその方法を惜しみなくお伝えします。

     

    ただこの方法はやればものすごい効果があるけれど、やらなければ全く効果を感じることができません。

    何もせずに変わる、といった魔法のような方法ではないのです。

    だから実践が必要になります。

    ただやるといっても、いきなり行動を起こせといった無理難題を押し付ける訳ではありません。

    誰でもできるやり方です。

    今回もとても大切なことをお伝えするので、しっかりと読んで、そして今回は実践してくださいね!

     

    ■言葉に勇気をもらう!最高な自分に出会う自己対話の方法

    ・まずは言語化しよう!

    これからやっていくことは言語化が必須なので、まずはノートとペンを用意してください。

    どうして言語化する必要があるのかというと、あなたが思っていることを自分でしっかりと言葉で認識するためです。

    なぜかというと、人は考えたつもりになっている状態でずっと過ごしているからです。

     

    どういうことかというと、私たち人がそれぞれ抱いている思考や感情は、ただのモヤモヤしたものであって、ただ考えているつもり、感じているつもりになっているものだからです。

    ですがそうは言ってもこれを読んでいる方は、

    「いや私はしっかりと考えている。これだって真剣に読んでいる」
    「あれ、今何時だったかな」

    といった考えを今持っていると思います。

     

    ですが、その考えさえも「ただ思っている」だけで頭の中をふよふよと漂っているものでしかないのです。

    この「ただ思っている」ものは使い物になりません。

    なぜなら「だた思っている」だけで、あなたの考えとして再利用できないからです。

    (だから人によっては悩むだけ無駄、と言ったりします。)

    じゃあどうしたらいいか、それはその「ただ思っている」こと言語化して認識することです。

    言語化して認識することで思考や感情に惑わされずに動けるようになるんです。

     

    私はかれこれWebライターとして生きてきましたが、この言語化スキルはめちゃくちゃ重宝します。

    なぜなら自分の中のモヤモヤを言葉にできるだけで、自分の気持ちに無理なく整理がつけられ、やりたいことに向けて動き出せるからです。

    そして最終的には思考や感情といったものが実はただ湧き出してくるだけであって、それに振り回される必要はないし、どう活用しようと自由だということがわかってきます。

    なので本気で一歩踏み出したい人はなんでもいいのでノートを準備してください。

    これから私が持っているスキルの中で一番大事な話をしていきます。

    なのでノートとペンを用意してください。

     

     

    ・・・さて準備しましたか?

    そうしたら早速ノートを使ってその悩みを解いていきましょう。

     

    ・言語化の力であなたのブロックを紐解く

    さて動けない原因が

    ① 過去の嫌なイメージがある
    ② 未来へのイメージが漠然としていて確信がない
    ③ ①②どちらも当てはまる

    の3つあるというお話をしましたが、どれに当てはまるにせよ、まずは以下の方法を試してみてください。

    まずはあなたが一歩踏み出したいと思っていることや、それに対する気持ちをノートに自由に書きます。

    例えばこんな感じです。

    ・フリーランスとして独立したいのに、それになかなか踏み出せないでいる。自分が独立するのは難しいんじゃないか。無理って思っちゃう。

    という形です。思うことがあればもっと長く書いても構いません。思っていることを全部書き出してみましょう。

     

    こうして書き出すことで、まずはあなたが頭の中でグルグルと駆け巡っている悩みをはっきりと認識できます。

    いいですか、頭で考えるのと書き出すのとでは全く違うので、

    「こんなこと書いてもしょうがないだろう」

    と思うことでも書いてくださいね。

     

    おそらく書いてみると、

    「あれ、こんなにシンプルなことだった?」

    と思ったり、

    「あれ?思っていることが言葉にしきれないぞ」

    ということが起きてきます。

     

    ですがそれで問題ありません。

    むしろ言語化に慣れていない人は頭の中のモヤモヤをはっきり言葉にすることはできません。

    私も最初そうでしたが慣れの問題なので、慣れてくれば言語化はどんどんうまくなります。

    そして言語化が上手くなると自己表現力もアップします。

    そりゃそうです、頭で思っていることをはっきり言語化できるわけですから。

    また書いてみるとわかると思いますが、モヤモヤとした考えを出してみると思ったより悩み自体がとてもシンプルであることに気がつくはずです。

     

    ・簡単!3ステップでできる自己対話術

    そしてここから実際に自分に対して自己対話していきます。

    まずは軽く3回ほど、ゆっくりと深呼吸してください。

    あなたの深層部に入るようにするためにあなたの意識状態を深呼吸で整えます。

     

    いいですか?1人で自分の中に入るには、意識状態を整えることがほんっとーに重要なのでやってくださいね!

    ではしっかり3回深呼吸した方は自分が踏み出したいことを思い浮かべて、以下の言葉を自分自身にやさしーく問いかけてみてください。

    「どうしてそう思うの?」

    この言葉をあなたの中に語りかけてみてください。

    すると「だって●●だから」といった何か考え、こうかな?と思うことが思い浮かんでくるはずです。

     

    そしてもし思い浮かんできて、さらにもっとその意味を知りたい場合は、

    「それは本当?」

    と問いかけてみてください。

    するとさらに自分の奥に入り込んで、自分のブロックに気づきやすくなります。

    人によってはさらに「どうしてそう思うの?」「それは本当?」をもう2〜3度繰り返してみてください。

    ちなみにこの「それは本当?」という言葉には以下の意味合いが含まれます。

    • それは事実かな?
    • それは今あなたが信じるべき考えかな?
    • あなたの思い込みじゃないかな?

    なので、ピンとこなかった場合は上記の視点を含めつつ「それは本当?」と問いかけてみてください。

    そして最後にこの言葉を投げかけます。

    「本当はどうしたい?」

    すると自分が本当はやりたいことがわかってきます。

    例えばこんな感じです。

    ・フリーランスとして独立したいのに、それになかなか踏み出せないでいる。自分が独立するのは難しいんじゃないか。無理って思っちゃう。

    →どうしてそう思うの?:自分にはスキルがないから。まずはスキルを身につけなきゃ。

    →それは本当?:だってフリーランスで活躍している人は、自分のスキルを活かして活躍している。

    本当はどうしたい?:自分もフリーランスとして活躍したい。自分にできることはないんだろうか?

    この例の場合、まずあなたが無意識に持っている思い込みがわかります。

    あなたはフリーランスで活躍するにはスキルが必要だと思っている、そういった思い込みを持っていることが分かります。

    だって」という言葉が出てきたら大抵思い込みです。

    まずはこの思い込みに気づきましょう。

    そしてその思い込みが分かったら「本当はどうしたい?」で自分の本当の願いを探り当てます。

    おそらく自分の思い込みに気づき、自分の本当の願いに気づけると、スッキリ感と同時に自分が今できることがわかってきます。

    まとめるとこのような流れになります。

    ■簡単にできる自己対話術

    【下準備】2〜3回深呼吸して自分を整える
    ①どうしてそう思うの?
    ②それは本当?
    ③本当はどうしたい?

    これを実際にやってみると、今自分にできること・やれることというのが分かります。

    その場合は自分の意思に任せて動いてみましょう。自己対話が成功しています。

     

    ■よくある質問

    苦しみや悲しみを感じる場合

    人によってはこの自己対話をやった時に苦しみや悲しみを感じることがあります。

    特に「どうしてそう思うの?」と問いかけた段階で、出てきた答えに苦しさを感じたり、悲しみを感じたりすることが多いようです。

    例えばこんな感じです。

    ・上司にはっきりと自分の意見を言いたいけど、それはものすごくハードルが高いと感じる。

    →どうしてそう思うの?:だってそんなこと言ったら波風立ってしまうから。関係性が悪くなってしまうから。それにきっと怒らせてしまう。

    →(ここで気づく):あ、私は怒られるのが嫌なんだ。そういえば私は母によく怒られてたな。母を怒らせて嫌われたくなかった(なんだか辛いな・・・)。

    「どうしてそう思うの?」という言葉はあなたの深層に入るので、過去の嫌なイメージ、過去の記憶が蘇りやすくなり、こういった幼い頃の自分の記憶が蘇ってくることがあります。

    そしてもしそういった記憶が蘇ってきたら、

    「そっか、そうなんだね」
    「頑張ったね」
    「そうだよな、辛かったよな」

    と自分に対していたわる言葉をかけてあげてください。

    苦しさや悲しみなど感じた場合は、それをどうにかしようとするのではなく、ただその過去の自分を感じて、それに対して労ることが解放する手助けになります。

    これだけで十分だと思ったら無理に「本当はどうしたい?」という言葉まで問いかける必要はありません。

     

    ・漠然とした答えが湧いてきた場合

    「どうしてそう思うの?」

    と問いかけた時に人によっては出てきた答えが「嫌だから」「やりたくないから」といった子供っぽい答えが湧いてくる場合があり、「どういうこと?」と対応に困ることがあります。

    ですがこういったよくわからない答えが自分の中から湧き出たら、「そっかー、そうなんだね」と心の中で言ってあげてください。

    この場合はあなたの中の過去のあなたが拗ねています。

    子どもって理由も言わずにやりたくない、嫌だって言いますよね。あんな感じです。今までこの嫌なイメージに無意識に背を向けていたので、拗ねちゃってるんです。

    この場合は先ほど紹介した苦しみや悲しみを感じるケースと似ています。

    なのでこの場合もただその気持ちに寄り添うだけで、ちょっとずつほぐれていきます。

     

    ・何も浮かんで来なかった

    何も求めている答えが浮かんで来なかったらがっかりしますよね。

    ですが何も思い浮かんでこないのには理由があります。

    そういう時はあなたの思考で頭がいっぱいな時です。

     

    あなたの思考はあなたが本当は感じた方がいいこと、知った方がいいことを隠す性質があります。

    なので問いに対して答えが浮かんで来なかったら、思考が休んでいる時を狙いましょう。

     

    1日の中で思考が止まっている時、リラックスしている瞬間を待ってください。リラックスしている瞬間、思考がおやすみしている状態は1日の中で何度かあります。

    例えば散歩している時に「あ、これかも」と思ったり、お風呂に入っているときに「あ、もしかして・・・」と思ったり、食後お茶を飲んでたら「そういえば・・・・」と思うことがあるので、それを拾い上げてください。

    そしてそれをメモしておきましょう。リラックスした時にふと思う言葉は周波数が高いので、忘れやすいです。なのでメモがとても重要です。

    まじでほんとちょっとした時に

    あれ?こう思うかも??

    というのか浮かんできます。それをすかさずメモってください。

     

    でもいくら待っても答えが出ない、というケースもあります。

    私自身も答えが出て来ないケースがあります。

    ですが大切なのは答えが出ることではなく、「どうしてそう思うの?」と語りかけたことです。

    というのもほとんどの人がそうですが、人は自分以外の人には話しかけても自分自身には話しかけません。ですがそれをあなた自身は実はとても寂しく感じています。

    なので「どうしてそう思うの?」と語りかけることはあなたを大切にしていきますよ、というサインでもあるのです。

    語りかけることの本当の意義は答えを得ることではなく、あなたを肯定することに繋がることです。

     

    ・・・といっても「待てるかい!!」と思ってしまうせっかちさんもいると思います(私もそうでした)。

    その場合は、ノートに書き出しておいていつもの日常をこなしてください。

    そして1ヶ月後にまたノートを見返してみてください。するとあれ、こうかも?と思う答えがなぜか分かる時がきます。

    慣れている私自身も超時間差で湧いてくることもあるので、待てない人はノートに書くことだけでもやっておいてください。

    最初もお伝えした通り、言語化すること、認識する事によって答えが出てきやすくなります。

     

    ■このやり方のゴールは?

    今回お伝えした方法は、合っているのか分からない、これでいいのかなぁ、と不安になる方も多いですが、

    なんともいえないスッキリ感がある
    完全にないにしても「そうだったんだな」と思える
    自分の今やりたいこと、やるべきことがわかる

    上記いずれかが当てはまれば成功していますので、次の段階に進みましょう。

     

    今回の方法だけでも行動に移せる人もいると思いますが、これだけではまたすぐにつまづいてしまう場合がほとんどです。

    なぜなら前回お伝えした一日踏み出せないもう一つの理由の「未来へのイメージが漠然としている」をクリアしていないからです。

    なので次回はその未来へのイメージを確信あるものにする、本当の目標設定のやり方をお伝えしていきます。

    これができるようになると、自分を鼓舞するのではなく、無理なく自分のペースで一歩踏み出す、という感覚がわかるようになります。

    では明日のメール講座もお楽しみに!