今回で最後のメール講座です。
いやー長かったですね。
ここまでで、
- 1日目:無意識に陥っている5つの罠
- 2日目:あなたが1歩踏み出せないたった2つの理由
- 3日目:最高な自分に出会う自己対話方法
- 4日目:自分のペースで動けるようになる本当の目標設定のやり方
についてお伝えして来ましたが、おそらくこれからあなたがいろんなことにチャレンジしていくと、
「やっぱり自分には無理かも」
「もう諦めたい」
と思う瞬間が必ずやってくる時があります。
そしてそういった時は、3日目でお伝えした自己対話方法を試して欲しいのですが、かなり行き詰まってしまった時にこの方法をやってしまうと自分を追い込んでしまうことがあります。
今回はそういうどん底になった時の時の対処法をお伝えしていきます。
これからお伝えすることを実践すると、自分を許すという本当の意味がわかるので、自分のペースで生きる、という感覚がわかるようになります。
実際に私自身この方法をもう3年も続けていますが、これのおかげで本当に楽に生きられています。
今回はその方法を詳しく解説していきます。
今回もノートを使いますが、今回は言語化を超えた世界に触れるお話なので少し抽象的な話になっていきます。
最後は言葉を手放していき、できない自分もできる自分も全て受け入れていく段階です。
この記事の最後に大事なお知らせもあるので、今回も最後まで読んでくださいね。
■できない自分でもOK!言葉の領域を超える自己肯定感の育み方
①追い詰められている自分に気がつく
またノートとペンを使いますので用意してください。
まずは自分が今思っていることをノートに書きます。
誰に見せるわけでもないので、自由に書いてください。
そして書く事によって自分が今どんな気持ちを持っているのか、どんな考えを持っているかに気づいてください。
この時、気づこう!と頑張る必要はありません。書いたらそれだけで気付けています。
例えばこのように書きます。
やっぱり私にフリーランスで働くというのは無理な気がする。今日はやる気が出ないから何もやりたくない。もう無理かもしれない。
②そのままの自分を感じてみる
そして次は、その言葉を眺めて、そう感じてしまっている自分をそのままにする段階です。
そのままにする、という感覚が難しいかと思いますが、おそらく壁にぶち当たっている段階のあなたには、もう無理だという無気力感、焦り、イライラ、悲しさ、不満といったものを持っていると思います。
そしてそういった気持ちが体のどこかにあるはずなので、思考を脇に置いてそれをまずはどこにあるか感じ取ってみましょう。
この時大切にして欲しいのは沈黙です。
少し考えるのをやめる、もしくは脇に置いて自分に意識を向け沈黙します。
すると胸がモヤモヤするかもしれません。喉の辺りが詰まっているような感じがするかもしれません。肩が重いかもしれません。頭の中にモヤモヤと黒い渦を巻いているような感じがするかもしれません。
そういった体の違和感を、黙って感じてみます。
例えば先ほどの以下の例
やっぱり私にフリーランスで働くというのは無理な気がする。今日はやる気が出ないから何もやりたくない。もう無理かもしれない。
であれば、この言葉を眺めて、体のどこに違和感があるか感じてみる、そしてそのモヤモヤとした感じを感じてみるのです。
何も感じない場合は、それでも大丈夫です。何も感じない場合は、胸に意識を当ててみてください。頭(思考)から意識を外していきたいです。
これには少し時間がかかるかと思いますが、時間をとって体を感じてみます。
体に意識を向けられたらOKです。実はこれで自分を許す、ということができています。
実は人は
「よし、できない許すぞ」
と思って自分を許せるものではありません。
本当の許しとは、今自分が感じていることをそのまま感じられることなのです。
なので沈黙する、というのが大切なんです。
そもそも許しというのは結果的に許せるようになるだけの話であって、許そうと思って許せるものではありません。
なので初めてこれをやると、できているのか不安になるしとても物足りない感じがします。
なぜならダメな自分をただ感じ取るだけなので、何も改善したように感じないからです。
ですがあなたが今苦しいのは、許せないから苦しいんです。
今の状態に黙っていられない、ダメだと思っている自分にダメだといっているから苦しいのです。
だからダメだと思っている自分をまずは黙って感じる必要があります。
そしてこれができるようになると、なんだかとてもホッとする感覚、思考が静まったような感覚があります。
そしてしばらくすると、できなくてもいいかも、という開き直った感覚や、今自分がやるべきことというのが自然にわかってきます。
③そのまま感じられない自分もそのまま感じる
ただこの「そのまま感じる」というのは最初はとても難しいです。
なぜなら人は何か問題があったらそれを解決しようと思考を巡らすことに慣れているからです。
またそのままの自分でOKと言われた感覚がないし、そういった負の感情をそのままにしてもいいという感覚がまだあなたの中にないからとても難しく感じます。
なのでその場合は、そういった気持ちをさらにノートに書きます。
やっぱり無理だと思っている自分を許すなんて難しいし、ダメに決まっている。
それが書けたら
「そういう風に感じててもいいか」
とまずは思考で思ってみましょう。
まずは思考で思ってみることから始めてみてください。
何度かやっていくと、思考上ではなくただそのままに感じることがわかってきます。
まとめると
■できない自分を結果的に許す方法
①ノートに自分が今思っている考えや感情を書く
②体に意識を向けて、モヤモヤをそのまま感じてみる
③そのまま感じられなかったら、思考上で「よし、許そう」と思ってみる。
この3段階を踏みます。
・気持ちを認めてしまっても大丈夫
ただここで否定的な気持ちに気づき、思っていることをそのままに認識してしまったら、
- それが外(行動)に現れてしまう
- 人に迷惑をかけてしまう
- できない自分のままだ
と心配になってしまう人がいますが、それは違います。
むしろ気持ちに蓋をすればするほど、自分の欠点やどす黒いと思う気持ちが拡大してどうしようもなくなります。
やたらと怒りっぽい人はその典型的な例です。
自分の中で感情を受け止めきれないので、溢れてしまって行動に現れてしまい、怒ってしまうのです。
なのでまずは今のあなたの気持ちに気づき、今の自分が感じていることをそのままに認識してあげてください。
これが遠回りのようで、実は超近道。
しっかり感じ取れるとスッキリ感があったり、今自分のやるべきことがわかったりします。
実際私はこれをすることで、
- 無理をしなくなった
- 日々の生活が楽になった
- できない自分でもいいと思えるようになった
- 初めて感謝の念が芽生えた
と内面の変化が起きました。
ですが、これ超シンプルすぎるが故に結構難しい。私も最初はなかなかできませんでした。
だって認めてしまったらその自分がそのまま居続けるような気がして怖かったからです。
また思考で考え続けている自分には、生産性のないことだと思っていました。
でも
「こんなので変わるのかなぁ」
「怖いなぁ」
「意味あるのかなぁ」
と思いながらもちょっとずつ地道にやっていったら生きるのが楽になり、
「ああ、できない自分もいるけどこれでよかったんだなぁ」
と思えるようになったんです。そしてこの時ようやく人は動き出すことができます。
(↑ここで自然と動き出したくなるっていうのが本当に大事です!)
なのでもしあなたが本当に追い詰められた時、しんどい時はこの方法を試してみてください。
そのまま感じる、というのはやったことがないと難しいですが、やってみると本当は自分は何を思ってもいいし感じてもいいと思えるようになります。
すると自分が持っている思い込みや感情といったものは、ただ流れているものであって、何を思ってもそれを選択するかしないか、という話だと気が付きます。
この方法は思考(言葉)を超えた領域の話なので、最初は難しいかもしれません。
ですが最終的にいろんなことが許せるようになると、なぜがいろんなことができるようになっていきます。
なのでぜひこれをしんどい時や、自分を許してみたいと思うとき、これだけは無理だ、と思う時にやってみてください。
これを地道にやっていくことで人生が本当に楽になっていき、いろんなことにチャレンジできるようになっていきます。
■最後に重要なお知らせ
このメールの講義はこれにて終了です。
大変でしたね、お疲れ様でした!!
5日間のメール講座で言葉を原動力にする方法から、言語を超えた世界のお話までさせていただき、実践的なお話もさせていただきました。
ただこれを読んでくださった方の中には、
- うーん、これで合っているのかな?
- やっぱり無理だなぁ。
- ひとりでやるのは難しいなぁ
という気持ちになった方もいるかもしれません。
また人によってはもっと自分の悩みに特化した方法、解決策を知りたい、と思った方もいるでしょう。ノートに自分の気持ちを書き出すのがどうしても苦手、続かないという方もいらっしゃると思います。
なので今回はそういった方向けに個別のオンラインセッションをご用意しました。
オンラインセッションでは1対1でお話ししながら、今あなたがつまづいているポイントや、一歩踏み出せないブロックの解除など、ひとりではやれないという人向けの完全個別対応セッションを行なっております。
セッションを受けることでこんがらがっている部分を整理できるので、自分のペースで踏み出せるようになっていけます。
受けてみたい、という方は下記より詳細をご覧ください。
それではここまでお読みいただきありがとうございました。
このメール講座の内容をご活用いただき、あなたの人生が飛躍することを祈っています。