前回、最高な自分に出会う自己対話であなたの思い込みに気づき、あなたの本当の願いに気づくことができました。
そして今回は未来へのイメージを確信あるものにする方法です。
そう、過去の嫌なイメージがせっかく緩んだので、現実的な行動をとっていきます。
実はブロック解除というのは現実で動くことが最も思い込みを緩ませる1番の方法です。
なので行動が大切なのですが、いきなり行動しましょう!なんて雑なアドバイスはしません。
行動する前に、行動計画を立てていきます。
この際、よくある目標設定はしません。
というわけで今回もかなり大事なことをお話ししていくので、今回も最後までしっかり読んでくださいね。
■自分のペースで動けるようになる本当の目標設定のやり方
・自分の身を守るために行動計画を立てよう
行動計画と聞くと、目標を掲げてそれに向けて頑張るイメージがあるんじゃないかと思います。
ですが、従来の「やらなきゃ」と思わせるような目標設定とは違います。
私がここでお伝えしている行動計画は、自分が今何をしたらいいか、迷子にならないために立てるものであり、同時に行動できない自分を責めないようにするためにあります。
なかなか一歩踏み出せない人というのは、一歩踏み出せるようになっても、すぐに立ち止まってしまうことがあります。というかほとんどの方は立ち止まってしまいます。
なので、そういったときに
「ああ、やっぱり自分にはダメなんだ」
と思ってしまったらそれだけで全てが嫌になってしまうので、そういった一つの目標に突っ走るような設定はしません。
この行動計画は、自分を急かすものではなく、迷った時に自分を助けてくれるようにするために行うものです。
負担になる設定のやり方は間違えています。
未来へのイメージを確信に変える行動計画の立て方
ではどのように行動計画を立てていくか、
それは「多面的」+「在り方」での行動設定をすることが重要になります。
この方法もノートとペンを使うのでご準備くださいね。
①成し遂げたいことを決める
まず成し遂げたいことを具体的に書きます。
成し遂げたいことはなんでも構いませんが具体的に書いてください。例を挙げて説明します。
漠然としていて目標達成したかどうか分かりにくい。
①お金持ちになる
②英語を話せるようにする
③今年こそ健康的になる
数字や時間が含まれていて分かりやすい。
①フリーランスになってWebライティングで月100万円達成
②オンライン英会話で5分間途切れなく話せるようにする
③夕方になっても疲れない体になる
まずはこれをノートに書いて自分が何を成し得たいのか明確にします。
明確にするために言語化が重要なので、必ずノートに書いてくださいね。
②多面的な視点で行動設定する。
次に多面的な視点で行動設定をします。
この多面的な視点での行動設定がとても大事になってきます。
ただ多面的な視点と言われても分かりにくいと思うので具体例を出します。
例えばあなたが「フリーランスになってWebライティングで月100万円達成したい」という1つの目標を掲げたとします。
ですがもしかしたらあなたは今仕事をがんばるときじゃなくて、仕事以外のプライベートを重視しているかも可能性があるかもしれません。
また仕事ではなく、自分の肉体を大切にしなければいけない時期の可能性もあります。
要するに何が言いたいのかというと、その人が頭では「仕事を頑張りたい」と思っていても、あなたの潜在意識では全く違うことにエネルギーを使っていて、歩み出すどころではない可能性もあるということです。
なので実は1つの目標を掲げて動き出すというのはものすごく不自然なこと。
そのためもしあなたが成し遂げたいこととして仕事の目標を立てたとしても、仕事ばかりしていて達成するものではないのです。
実際には月100万円達成するには、
- 家族の協力が必要だったり
- 人間関係が良好だからこそ仕事がもらえたり
- 自分自身が魅力的な人だからこそ仕事をお願いされたり
といったことが必要だと考えられるし、同時にそういった人間関係や内面などを見ることが本当は今あなたのやるべきことだということも考えれます。
なので、月100万円という目標を掲げる際はいろんなカテゴリーから多面的に目標を設定する必要があるのです。
だからまずは多面的な視点というのを手に入れる必要があります。
その多面的な視点は自分が思い浮かんだもので良いのですが、例えば
- 仕事
- 人間関係
- プライベート
- 自分の内面(スピリチュアリティ)
- 肉体(健康)
といったものがあるので、こういった視点からどういう行動を取っていけばいいのかを考えます。
これをやると、仕事のカテゴリーに行き詰まりを感じた時に、じゃあ今週は肉体を気にして体をよく動かすことを意識しようなど、自分を全体としてみることができるようになります。
すると一つの視点に縛られないので、流れが良くなり結果的に願いが実現しやすくなります。
③成し遂げている自分の状態をイメージしてやることを書く
多面的な視点からやることを設定していくのですが、この際、自分の在りたい姿をやることとして棚卸ししていくと目標があなたの足枷にならずに済みます。
これは例を挙げると分かりやすいのですが、例えばあなたが先程の例で、「フリーランスになってWebライティングで月100万円達成したい」と思っているとします。
その際によくあるのが、月収100万稼ぐために何をしたらいいか、という視点から
・ フリーランスになってWebライティングで月100万円達成したい
仕事
・まず独立する
・知り合いから仕事を紹介してもらう
・月に10件請け負えば100万円達成できる
人間関係
・セミナーに参加して繋がりを作る
・友達に仕事を依頼してもらえないか聞いてみる
・オンラインサロンに参加してフリーランスの繋がりを作る
・・・・
という風に多面的にやることを棚卸ししたとします。
ですがこれをやると、月100万円稼ぐためにやることは分かるかも知れませんが、深層心理としては「月収100万円欲しい状態」がセットされちゃうんです。
なので「月収100万円欲しい現実を実現するために頑張る自分」という状態が続いてしまうのです。
だから疲れます。
まじで疲れる。
またこの「頑張る自分」が目標を設定すると、今の自分にはちょっと難しい目標ばかりになってしまうことがほとんとです。
ただこれをやってもある程度明確なので達成できる人もいます。
ですが未来へのイメージと体験する現実にギャップが生じるので、モチベーションを投下しなければいけないんです。
ですが私のように自分のペースを大切にする人は、達成する前に
「え?なんでこんなに頑張ってるんだっけ・・・?」
となぜ頑張っているのか分からなくなって力尽きます(笑)
なので自分のペースで無理なく未来へのイメージをはっきりさせたいなら、自分の達成したい物事を中心に考えるのではなく、達成したい物事を手にした自分の状態、つまり自分の在り方を中心にして、そこからやることを棚卸しする必要があります。
で、そのやり方なのですが、例えば先ほどの月収100万円稼ぎたいという願望の場合。
月収100万円手にしている自分はどんな状態か、というのを考えてイメージしてそれを言葉にして欲しいんです。
これは自分なりの考えでいいのですが、例えば今回の月収100万円の例であれば、
◎フリーランスになってWebライティングで月100万円達成した自分
仕事
・相談できる仲間がいる
・自分のオリジナル商品がある、つくる
・小さな仕事でもしっかりこなせる
・仕事を紹介してあげられる
人間関係
・困っているフリーランス仲間を助けることができる
・メールの返信が丁寧にできる
・週に1度は両親に連絡できる
プライベート
・心に余裕がある
・値段を気にせずご飯を食べている
・家族に優しくできる
・近所の人に挨拶できる
・本を月に1冊は読んでいる
・SNSに翻弄されない
自分の内面(スピリチュアリティ)
・人の悪口を言いたくなったらノートに書く
・寝る前に自分を褒めることができる
・人に優しくできる
肉体(健康)
・5分だけ瞑想できる
・朝起きたら1分でいいのでストレッチをする
・寝る前にスマホをいじらない
・週に1回断食をする
こんな感じで「月100万円稼いでいる自分の姿」からやることを棚卸していきます。
おそらくこうやって「在り方」から逆算して考えると、かなり自分にとって身近なできることがやることとして棚卸しできるはずです。
もし在り方で逆算して考えてみても、出てきたものが自分には大きすぎると感じたり、やることが曖昧な場合はさらに細分化していきます。
「心に余裕がある」とはどういう状態か?
・人を助けることができる
・1日の中で自分の時間が1時間ある
・夕飯を自分で作らなくていい日がある
こうやって一つの項目に対して細分化していくと、今の自分に合った、無理のない目標が出てきます。
(※ただもし細分化する項目が多ければ、①で決めた目標があまりに大き過ぎすぎる可能性があるので、①で決めたものをもう少し小さなものにするといいです。)
実際やってみると、できそうなことばかりであなたの中でも「これならできるな」というかなりの確信があるんじゃないでしょうか。
こんなことでいいの?ということばかりになる可能性もありますが、こんなことでいいと思えるようなことでいいんです。
というかそういうことを積み重ねていくからこそ、大きな目標を達成することができます。
ほとんどの人が勘違いしていますが、人生に一発逆転のチャンスというのは人生であるかないかぐらいです。
本当に大事なのは、人生にたまにある一発逆転のチャンスを掴むために、自分の意識を整えていくこと、見えないところでコツコツやることが大切なのです。
SNSで成功している人も、ただ成功しているところを切り取っているだけで、魔法のような方法は存在しないのです。
④定期的にカテゴリーを変える
この方法の良いところは、一つの行動に行き詰まったら他のことをやればいいことです。
例えば先ほど
- 仕事
- 人間関係
- プライベート
- 自分の内面(スピリチュアリティ)
- 肉体(健康)
の5つのカテゴリーでそれぞれ行動設定をしましたが、これらの共通する目標は一つなので、実はどれをやってもいいんです。
なので、先ほどの例であれば仕事のカテゴリーである「自分のオリジナル商品がある、つくる」というのに行き詰まったら、肉体(健康)のカテゴリーで立てた「5分だけ瞑想できる」に変えてしまえばいいのです。
そのためこの行動設定は最初の設定は大変かもしれませんが、一度設定すると、自分が今なすべきことが明確になるので、行き詰まった時に自分を助けてくれるようになります。
実際に私もこれを設定することで、仕事で行き詰まった時に肉体面に変えたりして、
「やっぱり自分はダメなんだ」
と思わずに済んでいます。
またこれに慣れてくると、自分が不得意とするカテゴリーが分かってきたりします。
例えば「プライベート」で5つ行動設定をして、その5つをクリアしていたとします。
ですが「仕事」が1つしかクリアできていなければ、あなたは仕事面においてクリアしたほうがいいことがある、ということが分かるのです。
で、こういうふうに自分が不得意なところがわかってくると、現状の突破口が分かったりします。
大抵の場合、あなたがが重きを置いていない分野において、見落としているポイントがあるから、現状が行き詰まっているのです。
なので定期的にこのカテゴリーを変えたり、自分が今は踏ん張りどころだ!と思うならあえて不得意なカテゴリーにするのもいいでしょう。
そうやって自分のペースに合わせて行動設定を切り替えていくとあなたを助けてくれるツールになってくれます。
⑤最終目標ではなく、目の前の「行動」に集中する
ただこの方法でやっていっても、
「やっぱり自分にはできないんだ」
「目標を立てるのってやっぱり嫌だなぁ、だってできないんだもん」
と思うことがあります。
例えば先ほど「100万円達成した自分」という観点から行動設定をしましたが、やっぱり100万円達成したいから、その目標ばかり気になってしまってしんどくなる、という現象が起きてしまうのです。
ですがそれは最終目標に焦点を置き過ぎています。
本当に大切なのはここまで立ててきた目の前の「行動」、つまり今あなたができることに集中することです。
なので本当に達成したいことは手放していく必要があります。
私はよく手放していくことを、執着しないとか、頑張って忘れることだと思っていたのですが、本当の手放しとは、目の前のことに集中することです。
なぜなら人は忘れようとすればするほど執着し、手放せなくなり、手放せないからこそ苦しいからです。
なので実は最終目標は結果的にクリアできる話であると、一種の諦めの境地になる必要があります。
というかこの諦めの境地になるために、ひとつひとつの行動をはっきりさせる、という作業をしてきました。
そのためもし苦しくなってしまった時や、しんどいと思った時はすぐに結果を求めようとしていないか、そして今やるべきことを見失っていないか、立ち止まって考えてみましょう。
・未来のイメージへ確信を持つためのポイント
また未来へのイメージに確信を持つポイントについてお話しします。
未来への確信を持つためには、実際にそれを達成している人の情報を入手していくことが大切です。
実は「確信」というのはとても主観的で曖昧なものです。
ですがその主観的で曖昧な「確信」がなければ人は動き出すことができないので、確信を持てるというのがとても大切になります。
ここで大切なのは世間一般的な確信ではなく、あなたが納得することです。
なので100万円稼ぎたいといった目標や、海外に住みたい、といった目標がある場合はそれを達成している人の発信しているブログを読んだり、実際にセミナーを開いているならセミナーに参加する、その人と話してみる、というのがとても大切になります。
達成している人の情報は再現性があり、説得力があります。
なぜならそれを本当に実現させているからです。
ここでポイントになるのがそれを実際に実現している人の情報をとっていく、ということであって、無理してその人の真似をする必要はありません(いきなりいい家に住む、散財するなど)。
ただそういった情報に触れていくことで、自然と自分の中にそういう自分(100万円稼いでいる自分)を染み込ませていくのです。
そしてこの時大切なのは、100万円という物事ではなく、その人の在り方に注目することです。
ついつい100万円という金額に目が行きそうになりますが、そういう状態を体現している人はどういう言動をするのか、どういう振る舞いをするのか、どんな考えを持っているのかというところに着目してください。
すると日常で自分はどういったことをしたらいいのか、という在り方視点での目標設定がより具体的になり、再現性を高めることになります。
■よし、動けそう!と思ったら。
ここまでお話しした内容で、今後どうすればいいか、無理なく自分のできる範囲で行動設定ができたと思います。
なので実際にそれを少しずつやってみてください。
ですが実践していくとまた
「あれ?これはどうしたらいいんだろう?」
「やっぱり自分には無理だ」
と思うことが出てきます。
というわけで最終回の次回は、本当に行き詰まった時にやって欲しいことをお伝えしていきます。
これができるようになると、行動できてもできなくても自分という存在を認めることができるようになります。
すると自己肯定できるようになるので、結果的にいろんなことにチャレンジできる自分になっていくんです。
次回はその方法をお伝えしていきますね。
では明日の最後のメール講座もお楽しみに!